建設コンサルタント
建設コンサルタントとは
建設コンサルタントは、豊富な専門知識や経験を生かした技術で、社会資本をつくるための「調査」「計画」「設計」などをしています。
人々の命と暮らし、産業を支える大切な仕事です。
社会資本って何ですか？
空港、鉄道、道路、川、ダム、水道など・・・台風や地震などの災害から人の命や財産を守り、安全、安心、快適な暮らしを続けるために必要不可欠なこれらを「社会資本」と言います。
現在あるものは大切に使って長持ちさせ、足りないものは新しく創っていかなければなりません。
建設コンサルタントの課題と仕事
わが国は国土の7割が山間部であり、土砂災害が発生しやすい所にも人々が暮らしています。
気象は地球温暖化に伴い、ゲリラ豪雨も多く発生するようになりました。
また、大きな地震のおこる確率も高まっています。
これら変化する状況に合わせた公共事業がますます求められ、今後の課題がいっぱいです。
1、災害に備える（災害リスクの軽減）
大きな地震に備えて、ソフト（人の知恵や行動）とハード（橋や堤防などの工事）の両面で支えます。
【予測シュミレーション ハザードマップ 防災訓練計画】
2、自然と共に生きる（自然環境を守り、つくる）
一度自然が壊れると、なかなか元には戻りません。次の世代に、そのまた子供たちにも、美しい山や川がありますように。
【河川環境調査 河川環境情報図の作成 河川計画 モニタリング調査 地域の協働】
3、快適で住みやすい街づくり（より安全で、心地よい暮らしへ）
少子高齢化がますます進むわが国では、駅や歩道のバリアフリー化を進めています。
交通渋滞は、わが国の地域経済にも損失を与えるとともに、交通事故や大気汚染をおこします。
【利用者アンケートの実施 バリアフリー調査 歩道・地下道・エレベーターの設計】
4、古くなった社会資本を活かす（社会資本を長持ちさせる）
戦後、日本が発展するために建設した橋など安全に使えるか調べ、修理する計画を考える。
【橋などの点検・修理 補修計画】
建設コンサルタントの魅力
魅力その1（みんなの暮らしに役立つ、社会から求められる仕事です）
私たちの生活は、朝起きて使う水道や電気、通勤・通学で使う道路や鉄道といった社会資本のおかげで成り立っています。そして建設コンサルタントは、これからの社会資本の新規整備計画や維持管理計画にかかわっています。
私たちが仕事に立ち向かうときは、自然環境を傷つけないか？安全性は大丈夫か？工事にかかる金額に問題はないか？などを考えながら、子供からお年寄り、自然の生き物まで、みんなの喜びや笑顔を思い浮かべます。
魅力その2（街や人の未来を考え、人々に幸せをもたらす夢のある仕事です）
私たちが暮らす日本は、いつもきれいな水が飲め、車で行けない場所はほとんどない、大変便利な国になりました。しかし、これから起こるといわれる大きな地震への備え、古くなった街や道路、お年寄りが増え働く人が少なくなる少子高齢化問題など、たくさんの課題があります。
建設コンサルタントは、このような課題に対し、人や街の未来づくりに貢献できる誇りの持てる仕事です。
未来をささえる
建設コンサルタントは、子供たちの明るい未来に向けて、快適で安全・安心して暮らせ、自然がのこる美しい国であるようにこれからも努力します。